【ココロノマルシェ】働くことに疲れました。[ご相談]

どうぞ、疲れてしまったときは、頭も心も身体も緩めてくださいませ。それは今までご自身のなされてきたこと、そして今のご自身の価値を知るチャンスです。たくさんたくさん、頑張ってこられた方ですもの!そしてお気が向きましたら、心と身体を優先する生き方を。

働くことに疲れました。

新卒で入った会社をうつ病で退職した後、2回職場を変えましたがいずれも体調不良(うつの再発や胃痛、不眠など)になり、半年続きませんでした。

体調不良の原因としては仕事のやり方にあると思っています。中でも以下の3点に困っています。

①コミュニケーションが苦手で仕事上の事務連絡はできるが、雑談ができない。(自分の事を話したくないし、相手の話にもあまり興味をもてない)

②完璧主義の傾向があり、手を抜くことや適当という感覚が分からない。

③私はちゃんとやってる!私のことを評価して!という他人軸の状態になっている。

幼い頃からお金で困ることが多く、両親の仲も悪かったので、私はこうはならない!と両親を反面教師にし頑張ってきたのですが、燃え尽きてしまいました。

自分の好きなことやしたいことも分からず、ただ生活のためにお金を稼がなきゃと悲壮感でいっぱいの状態で生きています。

一体どうしたら気持ちが楽になるのでしょうか?


たまみさんより、ココロノマルシェへご相談をいただきました。
働くことに疲れました。
ご相談いただき、どうもありがとうございます。
ご返信差し上げます。


 


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たまみさん。

会社勤めで、うつ病、胃痛、不眠とあったら、あれこれ辛くなっちゃいます。

そんな中で、困っていることを冷静に対処しようとしているたまみさんて、すごいなぁ、がんばり屋さんだなぁって、思って読みました。

たまみさんは、今は、眠れていますか?
夜じゃなくてもいいんです。たまみさんの眠れるときに眠れますように。

お腹、空いていませんか?

お身体は、どこも痛くありませんか?

胃痛のほどは、お休みされていた場合は、楽になられているのでしょうか?

今はどんなご様子なのでしょうか?

なにかしらお仕事に、また就かれているのでしょうか?

お医者さまに、今も通われていらっしゃるのでしょうか?

うつ病は、今もお辛いでしょうか?緩和されていらっしゃいますか?


ココロノマルシェでほかのカウンセラーさんからもご返信差し上げておりました。
それ以降、いくらかでもお楽になられていらっしゃるのでしょうか?

たまみさんは、今日は、どんな日だったのでしょう。

こちらはとても晴れていて、今夜は良い夜です。

頑張ってきたご自身を、どうぞお労りください。

それは、し過ぎることってないです。

たくさん、労りましょう。

ねぎらいましょう。


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ゆるめて下さいませ。

頭と心と身体を、緩めてください。

たまみさんは、何かしらのその方法をお持ちでしょうか?


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より良くなるために、たくさん、考えて考えて、今、一日一日を過ごされていることと思います。

頭は、正しそうなこと、やるべきこと、そういったものの答えを、クルクルと、もっともらしく紡ぎ出してきます。

クルクルクルクル。
とまらない、思考の回転。

==

頭で考えたことに従わせ続けた心と身体は、我慢に我慢を重ねることが、どうしても多くなります。

辛い、苦しい、やりたくない、悲しい、寂しい、
そういう気持ちを我慢させることが多くなります。

気持ちは、一部分だけを感じる、というようにはできていないようです。

楽しい、嬉しい、やりたい、わくわくする、そういう気持ちも一緒に封印してしまうようになります。

そして、直に固くなって、どちらも感じにくくなっていってしまうことが多いようです。

==

思考はクルクル。

心と身体はなんだかとてもしんどい、動けない。

思考はクルクル。

思考は言います。
「なんで動かないの?」

思考は、今のたまみさんの体調や心の、味方になってくださっているでしょうか?


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心が我慢しすぎると、たくさん、苦しいと思います。

文面から、たまみさんは、たくさん我慢をし続けているように、伺えました。

そして、心へ我慢をさせてしまう癖、のようなものも、お持ちかと思いました。

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私、今回、たまみさんへご返信差し上げるにあたり、文頭から全てにお答えするような形で、書き進めていたんです。

でもね。

どうしても、悲しくなっちゃって、やっぱり今、とっても大切なのは、心と身体をゆるめること、って思い直して、また今、書いてます。

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なぜ、身体を緩める、感じることを言うのか、少し説明します。

思考に従わせている心は、固くなっています。

なかなか、どの感情も、感じにくくなってしまいます。

楽さ、は、感情が感じるもの、ですよね?

だから、まず、固くなった心をのびのびとさせてあげるのは、いかがでしょうか?

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だから、何も感じないなぁって、いうときは、
「何も感じないなぁ」
って、いうのでいて下さい。

心にとって、心に正直でいることは、とても大切なことです。

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そして、心が固くなっているそういうときは、身体を感じ、身体の声を聴きます。

思考と心と身体の仕組みは、心理学では、
意識(思考)3~5%
潜在意識・無意識(心・身体)95~97%
と言います。

私達が日常感じられる感情は、この95~97%の内の、ほんのちょっぴりです。
無意識に至ると、なかなか感じることは難しいと言われています。

身体は、無意識ととても密接な関係があると言われています。

ですので、いろいろ簡単に言ってしまいますが、心を柔らかくするには、まず身体を柔らかく、緩めることから入られる方もいらっしゃいます。

身体から、ゆっくり緩める。


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何度もいいますが、たまみさんて、ほんとに頑張ったんです。

心へ我慢させる癖をお持ちなんじゃないでしょうか?
ご自身へ聴いてみて下さいませ。

お仕事をお休みされている間も、布団に入ってる間も、ずっとずっと、頭は大忙しに、ハードワークを続けているんじゃないかなぁって、思いました。

だから、もう、ずっとずっとずっとだし、今もたぶん、頑張っている。
って、思いました。

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心と身体を緩めるために。
たまみさんは、たくさん、もう既にされていることは多くあると思います。
余計なこととは存じますが、少々書かせていただきます。


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ご自身の心と身体へお声がけをしてみてください。

「私、頑張って来たんだなぁ。」
「私、よくやっているなぁ」
って、たくさん声を自分へ掛けて下さい。

声に出してみてくださいませね。


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「今」を、生きてみてください。

身体を感じることは、「今」を生きることです。
「今」を楽に生きたいと、お思いでしたら、「今」身体を楽にしてみることでも可能なことはあります。

こちらも、お声掛けしてみるのもいいと思います。

身体を感じる。
自分が感じる楽な姿勢になってみる。
右手で、左手を触ってみる。
息を長く吐いてみる。
肩の力を抜いてみる。
目を閉じてみる。

身体のどこか、痛い?
凝ってる?
窮屈?
力が入っている?
冷えてる?

痛かったら、痛いの痛いの飛んでいけー
って呟いてみる。
手を当てて、お手当てをしてみる。

凝りがほぐれるようなことをしてみる。
足を上げてみる。
足指・手指をグーパーしてみる。

窮屈だったら、ゆったりの体勢にしてみる。
ゆったりして、立ってみる。座ってみる。

体が冷えていたら、温める。
お腹と腰回りを温めてみる。


ご飯を食べるときは、どんな匂いか、かいでみる。

ひとくち、
「美味しい?」
って、味わってみる。

お腹に入った感じを、ゆっくり、感じてみる。
お腹が、温まる感じ?
ほっ、と、感じてみる。


水の感触を感じる。
風の音を聴く。
いい香りをかぐ。

お水を飲むときの習慣にしてみる。
喉を通る感触を味わう。

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もしも、お外へ出られることは抵抗がないようでしたら、どこか外へ座って、そう感じてみるのもありだと思います。

公園のベンチでも。
もしも人のいる場所に抵抗がなければ、どこかコーヒー屋さんでも。
図書館とかもいいかもしれません。
私は、耳栓をして、目を閉じて、電車に乗っているのが好きです。

ご自身の、居やすい場所を、探してみてください。

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緩まっている(言葉変かな?)、人、モノ、動物、などを観察する。

じっと見てみる。

真似してみる。

おんなじように、身体をのびのびしてみる。

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そして、それを習慣にしてみてください。
どんな時に?
朝昼晩。
休憩時間。
何かを待ってる時。
「「今は」緩もう。」
意識して、緩む時間を作る。

思考が優位の時間が今まで多くあったことと思います。
心と身体のお時間を、多めに作ってみて下さいませ。

もしも、今、既にお仕事を開始されているようでしたら、お時間、15分なり、30分なりの、間に、そういう時間を作るように意識してみるだけでも、違うかもしれません。

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心と身体のために、思考を使う習慣を作る。

最初に、心と身体に聴いてみる。

心のお応えを待つ。

思考のお時間にも、心の声を先に聴き、
「私は~をしたい」
「私は~と感じている」
と、主語を私にし、声に出してみる。


「これは、私は嫌です」

「そう。そうだよね。嫌だよね」
お返事を、返して、否定せず、そっと受け入れてみてください。
小さい羽根を、ふわりと抱きとめるみたいに。

「嫌だったら、やめても良いんだよー」
「しなくてもいいんだよー」
「走って逃げてもいいんだよー」
「途中でやめても良いんだよー」

「やらなくてもいい」
「逃げていい」
「途中でやめてもいい」
その他の選択肢をご用意下さいませ。

その後、やるかやらないか、決めて下さい。

心と身体の声を、いったん聴く
受け止める
他の選択肢を用意する。

しちめんどくさいかもしれません。

でも、丁寧に、丁寧に、してみてください。

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自分を褒める。認める。

一番大切なのは、心と身体です。

認めて、褒めることは、たくさんやってくださいませ。

簡単なことから、褒めてください。

「今日も肺呼吸したーえらい!私!」
「今日、水のんだ-えらい!私!」
そういう感じから。
ハードルは低く低く、認めて、褒めてくださいませ。

そして、常に常に、心と身体を優先した生活は難しいかもしれません。
特に、会社員生活のなかでは、やりたくないことも、やらなきゃいけない場面はいっぱいあるかもしれません。

嫌なのに、辛いのに、やった場合は、

「私は、嫌だった。だけど、〇〇をやった。私は、よくやった。えーらーいー」
って、べた褒めしてください。

たくさん、認めて、褒めてください。

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たまみさんが、困っていることとして、挙げてくださっていた内容に、ふれたいと思います。

たまみさんが今、困っている点と、教えてくださっている、コミュニケーション、完璧主義、他者評価、ぜんぶ、ほんとは、たまみさんの良さなんです。


事務連絡ができる私ってえらーい。

自分の事を話したくないって、私、自分のしたくない事、わかってるー。意志があるー。

興味のある話題が好きー。って、意志があるー。自分の事わかってるー。

私は、完璧主義なんだー。完璧な状況が自然に見えちゃうんだ-。

手を抜くとか、適当とか、わかんないー。

私は「私はちゃんとやってる!」って、わかってるー。

私は「私のことを評価して!」って、自分のやっていることに、価値をみているー。

他人軸炸裂は、そんだけ頑張っているからー。


美点だから、個性だから、効きすぎてしまう。


思考優位で、心と身体を頑張らせ過ぎてしまうと、効きすぎてしまうこともあります。

効きすぎると、劇薬になってしまうこともあります。

いい薬だって、美味しいコーヒーだって、飲み過ぎたら、下痢するかもしれないし、お腹がゴボゴボになちゃいます。

良さを良さとして認めた上で、緩める。

自分自身の良さ自体も、心と身体を一番にした上で発揮してみる。

緩めて緩めて(大事!)、そこへ、自分自身の良さを、良さとして、また認めてみる。


心と身体を一番にした上でのこの良さは、たまみさんへ、とっても優しく、得難い資質として生きてくると思います。

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そうそう!

完璧主義のたまみさん、とのことなので、緩めるのも、完璧にしなきゃって、思われたら、

おっと!私の完璧主義さんが、ここでもたくさん働きすぎているわ~♪

と、完璧主義さんを、認めてみてくださいませ。

認めてみるだけでも、なんだか緩むものですよー。


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ご自身のことは、話すのがあんまり得意じゃない、と書かれています。

でも、こうやって書いていただきました。

ご病気のこと。
職場を変えたこと。
体調不良を繰り返していること。
幼い頃のこと。
ご両親の不仲。
「私はこうはならない!」と両親を反面教師にして頑張ってきたこと。
燃え尽きてしまったこと。

自分の好きなことやしたいことが分からない、という気持ち。
悲壮感でいっぱいの状態で生きていること。

たまみさん、この文章を書くのも、勇気いったんじゃないでしょうか?

そして、ここまで読んでくださり、どうもありがとうございます。

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以下は、一文から、私が思ったことが中心になってしまいますが、書かせていただきます。

==

>幼い頃からお金で困ることが多く、両親の仲も悪かったので、私はこうはならない!と両親を反面教師にし頑張ってきたのですが、燃え尽きてしまいました。

幼い頃のことからのご様子も、書いてくださいました。

>両親を反面教師にし頑張ってきた

きっと、小ちゃい頃から、頑張ってきたんだとおもったんです。

反面教師にする前のたまみさんは、どんな感じのお子さんだったでしょうね。

喧嘩しないで。
仲良くして。
私、我慢するから。
なんでも我慢するから。

子どもとして、一所懸命、一所懸命、頑張った小さい子だったと思うんです。

私が、助けなきゃって。
私が、両親を助けなきゃって。

今日も喧嘩してる。ああ。また私が助けられなかった。
今日も。
今日も。

って。

助けられなかった、と、たまみさんが思ったこと、いっぱいあったんじゃないかなぁ。

今考えれば、小さい子どもですもん。
いいんです。って、たまみさんだって思うでしょ?

たまみさんが、ほんとは、いるだけで、助かってたはずなんです。ご両親は。

たまみさんも、よその小さい子を見かけたら、そう思うでしょう?

「君のせいじゃないよ」
って。

たくさん、私には出来なかった、助けられなかった、って思うと、小さい子どもも、悲しい想いを、たくさん抱えるとおもうんですよね。私は。

「私はこうならない!!」って、ところに来るまで、たくさん、お父さんお母さんのこと、助けたかった、助けられなかった、悲しい。て、思ったんじゃないかなって。


あんまり悲しいと、悲しい想いを感じたくなくて、怒っちゃいます。誰だって。


なんで!
なんで!
喧嘩するの!!
なんでお金にこまるの!!
なんで、幸せにしていないの!

それで、一所懸命、頑張ったんです。たまみさん。

たまみさんは、とってもとっても悲しかったから、だから、怒る分量も大きかったんじゃないかなって。

その分、頑張った分量も、たくさんたくさん、あったんじゃないかなぁって。

==

反面教師にしちゃう経過って、こういう感じかもしれません。

私は、悲しかったのかもしれないなぁ。
私は、言葉も上手くしゃべれないころから、こういうふうに、悲しかったのかもしれないなぁ。

空から舞ってきた羽根を抱きしめるみたいに、触れるか触れないか、ふわりと、そんな悲しみがあったんじゃないかなぁって、抱きしめてあげてみてください。

そっか。
私が、大切にしたかったものだったんだ。って。
私は、お父さんお母さんに幸せでいてほしかったんだ。って。
お父さんお母さんが、幸せそうじゃないから
だから、私は、悲しかったんだ。
反面教師にしての頑張りの最初は、そんな動機だったんだっけ。
って。

==

私は、よく頑張ってきたなぁ。
ほんとに、よくやってきたなぁ。

そして、また文頭にもどり、ご自身へ、優しく、優しく、接してみてくださいませね。

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たまみさんのお時間が、少しでもお楽になりますように。

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たまみさんより、ココロノマルシェへ(なんでもご相談をお寄せくださいませ!)ご相談をいただきました。
働くことに疲れました。
ご相談いただき、どうもありがとうございました。


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