もしも今日バオバブの木と愛し合うとしたなら。
わたしは、バオバブの木の隣に座るだろう。
バオバブの木、いっぽんぶんのあいだを空けて。
そのいっぽんぶんのあいだは、わたしのエゴが住まう空間。
わたしでいいんですか?
わたしがいいといいなさいよ。
どうせわたしなんか。
わたしじゃないひとがいいんでしょ?
わたしのエゴを愛する場所。
かわいい。わたし。
かわいいなぁ。
バオバブの木いっぽんぶん、ていうところはなんだろう。
あなたを感じていますよ。
そのおおきさ。のぶん。
さあどうかしら。
わたしは、わたしのエゴを愛した?
呆れ果てた?
バオバブの木へ、行って、そのわたしを差し上げます。
どうぞ。
わたしです。
これがわたし。
そして、隣に座るわ。わたし。
これがわたしです。って。
もしも今日バオバブの木と愛し合うとしたなら。
[ もしも今日バオバブの木と愛し合うとしたなら。 ]日々のこと。2020/01/22 00:37