ああ。そうだった。

ああ。

そうだった。
私がなりたい職業があるわけではなく、
わたしに、わたしだけにぴったり似合う服があるように、たまたま職業かもしれないだけだろう。
そう。
そうだった。
あのひとには、あのひとに似合う服があるように。
わたしには、わたしに似合う服がある。
あのひとの服は、あのひとには、
とても素敵に似合うけど、
わたしに、同じように似合うとは限らない。
そうだった。
さんざん。
さんざん、そうやって、
服を選んで選んで選んできた。
着心地が良くて、サイズがぴったりで、
わたしを、あたたかく守ってくれて、
共に世界と出会う服だ。
そうだった。
それで良かったんだ。

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