あなたが笑っていなくっても。

 

 

あなたが。


笑っていなくても。
働き者じゃなくっても。

わたし、紅茶のわっかをおもいだすんだ。

あなたと居ると。
あなたを思い出すと。

ただおひさまが当たっているだけでも、できるわけではない、紅茶のわっか。

金色の、輪。
音がしないのが、ふしぎなやつ。

いろんな角度でできあがる、わっか。


きもちよく晴れた、午後。
風も通って、室内へ。
とおる日差し。

カーテンは閉めない。

木漏れ日もつよくかたちづくるような、そんな午後。

おなかもいっぱい。

あつい紅茶を淹れましょうか。

そんな午後。


それじたい、奇跡みたいな午後よね。


あなたと居たら、そんな午後が自然とできあがるような、そんなかんじ。

ただ、あなたがいるだけで、そうおもうのよ。

知らないのは、あなただけなのかもしれない。

どうか、届きますように。

あなたが欲しかったものは、まわりのひとが、あなたから、分け隔てなくもらってる。

いつも、ありがとう。

どうか、あなたへ、届きますように。

 

[ あなたが笑っていなくっても。 ]日々のこと。2019/04/02 19:47