10年前、本を読んでた。

感情を感じてないと、生きている、と人は思えないんですよ
そんな内容のことを最近教わった。
そのときは、ふーん、て、なんとなくおもってたけれど。
10年くらい前、なるだけ誰とも関わらず、家と会社の往復のみをしていたころ。
ずっとずっと、本を読んでた。
平日は、
朝電車で。
お昼ご飯食べる時。
帰りの電車。
家に帰ってからも。
お風呂も入らないで。
夕飯は食べてない。
ほぼ寝ないで。
毎日同じ服。
会社の人は良くしてくれてた。
今思えば。
そのころは、全てを拒否していて、申し訳なかったな。。
休日は、
目が覚めた瞬間から、手を伸ばしたところにある本を読む。
トイレに行って。
水を飲んで。
ご飯は食べない。
日暮れまで読んで、暗くて文字が見えなくなるまで。
もしくは、頭が、文字を、紙の上のインクの染みか、模様のように見えてくるまで。
眠かったらそのまま寝る。
まだ起きてたら、電気をつけてそのまま読む。
ずっと布団の中。
そういう毎日。
おとつい、ふと思い立って、そのころに読んだ小説を引っ張り出して、読み始めたら、そのころのことを思い出した。
ああ。
小説を読むことで、感情を感じようとしてたんだな。
わたし、生きていたかったんだな。
あのころ。
生きよう、としてたんだな。
よくやった。わたし。
よくやってた。わたし。
そう思えた。

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